
オーストリアから現代音楽の3 人の気鋭が京都で本格的なインスタレーションを展開
日 時:2010 年5 月26 日(水)~6 月6 日(日)16 時~23 時 ※ 月・火:休廊 入場料:300 円~500 円
今回のインスタレーションでは、グラハム・ベルが開発した“ フォトフォン”の原理を使用して、音から光への、そして光から音への直接的変換を試みます。あなたは、あなたが聞いたものを見、見たものを聞きます。部屋を満たす光はklaus filip、Tim Blechmann そしてNoid が制作した音を伝え、そこを通過すると、まさにあなただけのサウンドトラックが、装着したヘッドフォンから流れ出します。リヒャルト・ワーグナーが”Gesamtkunstwerk” を夢見ていた時、頭の中で完全に違った何かを考えていたように。
Using the principle of Graham Bell’s invention “photophone”, the installation features a direct translation from sound into light andvice versa. You see what you hear, you hear what you see. Walking through a room filled with light that carries the sounds of KlausFilip, Tim Blechmann and noid, your headphones will play your very personal soundtrack in this installation.It’s pretty likely that Richard Wagner had something entirely different in mind when he was dreaming of his “Gesamtkunstwerk”. -klaus filip, noid, tim blechmann
コメント
技術に対する深い造詣と、作品自体の説得力を両立させるのは難しいことだ。特にコンピューター音楽という分野だと、できることの提示に終止し、それでなにをするのかに気が回らないケースが多々ある。この三人は希有な例外である。展示という形式でも、ただ自作プログラムを走らせたというだけでは終わらないはずです。 (宇波拓/音楽家)
noid /aka arnold haberl
1970 年生まれ。ウィーン在住。1989 年よりチェロを学び、2004 ウィーン音楽大学修士号取得。私たちの住むこの世界にある音の持つリアリティーの理解を試み、様々な表現活動を行う。作曲家、演奏家、即興演奏家として様々な団体で活動。
klaus filip
1963 年生まれ。コンピューター音楽、プログラミング、作曲を学ぶ。1989 年から実験的かつ、電子的な音楽活動を行い、一貫して楽器としてのコンピューターのあり方に疑問を提示している。2006 年には中村としまると恊働で”aluk” を日本で発表。世界各地でワークショップ、コンサート、プロジェクトを多数実施。
Tim Blechmann
1981 年ドイツ生まれ。2002 年より物理学とコンピュータ科学を学ぶ。その後電子音楽、デジタルアートの研究等を行う。2004-2005 cdrlabel moka bar を運営。展覧会での発表や音楽制作を行なう。